未来の「近所付き合い」
2020年現在、インターネットが普及して、地域社会の繋がりは希薄になった。例えば、商店街は少なくなり、「近所のおばちゃん」との関係はあまり密接にはならない。都心では、地域で子供を育てるという意識は完全になくなり、家の中だけが安全な場所であるという考えになっている。
しかし、人とのつながりは、人間が最も欲しているものということは、いつの時代も変わらない。地域のつながりのような人と人との繋がりは、SNSが役割を占めてきている。
さらに、未来ではどうなるのかを予測したい。
ここで、キングコングの西野亮廣さんの言ってたことを絡め、予測を進めていく。
これまでの日本では、地元愛が根付いていた。遠くの店でお金を落とすなら近所の店でお金を落としたい。しかし、現在の日本では、その意識が希薄化している。東京に人が集まっているからだ。都心では、繋がりはかなり薄いものである。過去の地元愛のようなものが今オンラインサロンで生まれている。
今のオンラインサロンには仲間意識が存在するのだ。サロンメンバーが困っていると助けようとする。サロンメンバーの店に訪れ、お金を落とそうとする。
それを突き詰めると「街」が生まれる。これまでの街は、全く知らないもの同士で近所付き合いが始まるが、これは異なる。考えが似てるものが集まり、街ができる。共通の話題があるので、話は弾み、イベントは人が集まるだろう。地元愛という時代は終わり、そのコミュニティに対する愛が生まれる。
そのような街が出来れば、地域で、子供を育てるという時代がまた来るかもしれない。